上半期倒産数コロナ前越え(2023年10月11日 中日新聞 朝刊)

2023年10月11日

融資返済や物価高

東京商工リサーチが10日発表した2023年度上半期(4~9月)の企業倒産件数(負債1千万以上)は、前年同期比37.7% 増の4,324件と2年連続で前年を上回った。
実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」の返済が本格化したほか物価高も響き、コロナ禍前の19年度上半期(4,256件) を超えて15年度(4,388件)以来の高水準だった。 産業別にみると、32年ぶりに全10業種で増加した。

負債総額は8.4%減の1兆5,959億円。 倒産件数はこれまで新型コロナ対策のゼロゼロ融資で抑制されてきたが、「コロナ禍からの業績回復の遅れ にコスト高などがかさなって増加傾向だ」(商工リサーチ)という。

物価高が要因の倒産は2.7倍の334件。価格転嫁が進まず、息切れする例が目立った。 産業別では、原材料高や人手不足が響いたサービス業が42.1%増の1,468件で最も多かった。資材価格が高騰する 建設業、円安でコスト増を抱える卸売業と続いた。

運輸業のうち、道路貨物運送業は37.5%増の165件と3年連続で増えた。 物流業界の「2024年問題」を前に、運転不足や燃料費高騰によって経営が悪化したという。

引用:2023年10月11日 中日新聞 朝刊
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